紅花林の中で私はもっともロック度が低いかも。皆さんの奥深い音楽性を一言でかたづけるには大変無理があるが、強引に一方的に発言すると、ロック度が高いのは中西君、ジャズ度が高いのはたんさん、ポップ度が高いのは相原君、レトロ度が高いのはミックさん(もちもの)、のような気もする。
とにかく、私が休日に聴く音楽を振り返ってみた。
私はやっぱりバナキュラー(土着的で土俗的、日本語でいうとちょっとこわい)な感じの音楽が好き。Tower Recordでまずはワールドミュージック・コーナーへ
■Sanbasundaの Sunda Bali(2000年)これはいいぞ!
■Sabah Habas Mustapha & The Jugala All Starsの so la li(2000年)
■Blue Planetの Masala(2001年)
■Bruno Coulaisの Caravan(1999年) 映画音楽、この映画がまたよかった
■Varttinaの Vihma(1998年)
■BULAN DAGOAN/GENTRA PASUNDANの GAMELAN DEGUNG
その他ガムラン楽曲多数、バリの器楽に内面奥深くを刺激され、ジャワの器楽の幽玄に気が遠くなり、双方とも心地よい
■MATIA BAZARの TANGO と BERLIN~PARI-ROMA
■COCTEAU TWINSの TREASURE そのほか全部
■KATE BUSH のHOUNDS OF LOVE
■DEAD CAN DANCEの 何もかも
■ショコラータの ショコラータBOX (1987年)
は絶品だ\(*^▽^*)/
歌が聴かせるのは
イブライム・フェレール、ノボリカワ セイジン、エリス・レジーナ、ニナ・ハーゲン、missing personsのデイル・ボジオ、マティア・バザールの前のボーカル、ANTONELLA RUGGIERO
●blue asiaの"HOTEL ISTANBUL"
久保田麻琴監修民族音楽CD群の一つだけど、このアルバムはいいと思う。ウシュクダラやムスタファも入ってる。その他の曲もアジアの西の果ての感じをお手軽に味わうのにちょうどいい選曲になってる。
●THINK OF ONE の "NAFT2"
ベルギーのバンド。この中の1曲目と4 曲目がとても好きだ。地球の裏側のお祭りのイメージである。
●DJシェビー・サーバーの"クリシュナ・リーラーKRISHNA LILA"
1964年から活動するDJ。インディアン・トランスのはしり、というといかにもな表現だけど、はやりものに流されずちゃんと幽玄でエロチックだ。DJの割にはインド音楽のデリカシーを大事にしている感じ。
●SHA'ABAN YAHYAの RETURN TO JOGJA
1990年前半にバリで大流行していたジャワ音楽。シンセサイザーだが、フレーズはジャワのスリン(竹笛)などインストロメンタルから。ゆる〜い熱帯の、少し淋しげな感じがじ〜んとくる。以前愛聴していたが、久しぶりに聴いてみると当時の様子がありありとよみがえる。
●THE SECRET CHANTS OF BUDDHA
旅の途中でカセットテープを買うようにしているが、最近はどこでも簡単に安いCDが手に入るようになってきた。現地でしか会うことのない良い音楽にしばらくはかなり熱中する。今回手に入れたチベット音楽のこのCDは前衛的だ。DEAD CAN DANCEを彷彿とさせる、プリミティブでありながらこの上なく新しい、からだの芯にしみ通る音であった。大地の震動のような低音と透明な高周波とでトランスできる。