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CD未収録の歌詞
ハモニカ楽士
お別れする前に
うつくしき音楽で愛でたし
血が吹き出るまで
歌いつづけても尽きせぬ
赤き唇の痛み忍びて
その色はいつか青くかわり
ハモニカ楽士の
涼やかな目元うつくし
血の気失せた顔
きみどりいろと化しうつくし
胸の高まりは虚空に届き
星を落とすほど強く響く
ハモニカ吹く日に
星が落ちる
ハモニカ吹く日に
海に落ちる
よるのとびら
夜のとびらを猫がとおるの
緑のうさぎたくさん書いた
風吹く夜の果て
あなたを見ている
愛をひとつぶ
ぼくにおくれよ
花びら赤く燃えては落ちる
君の手を取り踊り始めた
風吹く夜の果て
静かにおやすみ
愛をひとつぶ
ここに落として
かさ
花にかさをかざした姿で
夜も昼も守りつづけてる
海に星を落とした夜明けに
きみに愛を祈り続けてる
夢の中で見たら
君がとても怖い
花をひとつ夜風に飛ばして
真夜中月に歌いつづけてる
雨にかさをかざした姿で
君は星に祈りつづけてる
君の消えた日には
月の影に迷い
よるに開く窓に
落ちる夢が怖い
きみどりいろの顔
パルシェパパルシェパパルシェパルシェ
シェルパと歩くの
月へ続くこの道を
シェルパと歩くの
きょうの寝床はどこかしら
あなたのきれいな顔が
黄緑色に変わる
あなたの示すこの道を
何も言わずについてゆく
星を頼りにたどる道よ
闇にとけゆく細い腕
ウミガメの産卵
愛の物語
わたしに聴かせて
愛の物語
波間に砕ける
妖しき月の輝ける
海より来る
真白き砂に散りばめた
ウミガメの群
大地の胸の奥深き秘密
君と手をつなぎ
海中に潜み
静かに見守るウミガメの所業
砂を掘り起こし
愛を産み付ける
ウミガメの眼から涙がひとつ
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